大学受験は自立に向けた受験!

こんにちは、教室長の小林です!

前回は「中学受験は親子の受験」という話をしましたが、今回は大学受験について話したいと思います。

私は、「大学受験は自立に向けた受験」という位置付けをしています。中学受験では、日々の宿題チェックから試験や行事のスケジュール管理まで、何かと保護者の方の協力が不可欠ですので、「親子の受験」であるとお話ししました。一方大学受験では、子供自身も中高6年間で成長し、受験時にはほとんどの生徒が18歳(=現在の日本では成人年齢)を迎えています。小学生の頃は「まだまだ幼いな〜」と思っていた生徒も、中3〜高1くらいにかけて特に精神面で急激に成長することが多いです。そして大学に入ると、履修登録やレポート提出など、あらゆる面で自立性を求められますし、医学部生や大学院へ進学する生徒を除き、ほとんどの生徒には大学受験の数年後に就職活動、そして就職が待っています。

大学進学後に高い自立性が求められることを踏まえると、大学受験というものは、やはり「受験生本人が主体的に取り組むもの」でなければなりません。具体的に言うと、受験生が自ら計画を立てて勉強し、自分で積極的に情報収集をし、周囲に意見や助言を求めつつも最終的には自分で受験する学校を決める、というのがあるべき姿だと思います。

その過程で、勉強の仕方や理解が不十分な点などについてはプロ(学校や塾の先生)に教えてもらう、受験料の支払いなどの手続き面では親に依頼して協力してもらう、といった形で受験に関する様々なことがあくまでも受験生本人を中心に進んでいく、というのが望ましいです。

特に中学受験で積極的に関わった親御さんほど、中学生・高校生になっても日々子供のいろんなことが気になり、つい口を出してしまいがちです。少しでも良い方向に進んでほしいという思いからくる行動ですので、気持ちは痛いほどわかるのですが、やはり学年が上がるにつれて口出しする頻度を減らし、自分で気づいて行動できるように促していきたいですね。

私は、高2や高3になっても模試の申込やオープンキャンパスの申込、受験校への出願などの手続きを当たり前に親に任せている生徒に対しては怒ります。自分で調べてできるところまでやった上で、支払いなど自分でできない部分だけ「親に依頼する」というのが筋だと思いますので、「自分の受験なのだから自分主体で動きなさい」と指導します。

多くの親にとって、「子供の自立」が子育てにおける一定のゴールだと思います。「社会的・経済的に自立して、できれば人並み(以上)の生活をできるようになってほしい」というのが、親の願いだと思います。大学受験は、親が協力できる自立に向けた最後のステップです。きちんと自立した大人になってもらうために、ぜひ受験生には、自分の人生と向き合いながら、大学受験を通じて主体的に行動する姿勢を身につけてもらいたいと思います。

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